どうも、こんにちは!ラガーです。
本記事は、ひろゆき(西村博之) - プログラマーは世界をどう見ているのか」の書評になります。
本記事をお読みいただくことで、以下のことを理解できます。
・本書の目的
・本書をお勧めするターゲット
目次
はじめに
世界のトップ層はプログラマー出身
2022年4月、アメリカの経済誌『フォーブス』が2022年版の世界長者番付(World's Billionaires)を発表しました。
リストに載っている世界のトップ層の過半数が、本書のテーマでもあるプログラマー。テスラのイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのビル・ゲイツ、グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、オラクルのラリー・エリソンの6人がプログラマー出身であることが知られています。この他にも、フェイスブックの創始者であるマーク・ザッカー・バーグも、プログラマー出身者として有名です。
という書き出しから、本文は始まっています。
フォーブス世界長者番付(2022年版)の関連記事の中で分かりやすいと思った記事を、ご参考まで。
プログラミングは食いっぱぐれることがないスキル
「なぜ、世界のトップは、プログラマー出身なのか?」
これは、彼らが活躍するIT業界そのものの市場拡大が、直接的な理由である。マイクロソフトのOSがアプリが入ったパソコンを使い、グーグル検索で情報を得て、アマゾンで気に入ったものを買う。インターネットが発展し、世界中に広まったことで、人々のライフスタイルが一変した。
「プログラミングができたら、食いっぱぐれることはない」
これは、日本のソフトウェア作成者の平均年収は約523万円、日本人の平均年収は約433万円、また、IT人材自体が人手不足で、2030年には79万人のIT人材が不足するという数字が経済産業庁から発表されており、ITエンジニアの需要が増えていること、が背景にある。
プログラミングをすることで得られる能力
文部科学省は、「プログラミングのスキルを身につけることは、その学習を通して、論理的思考、創造性、問題解決能力を育成する」側面にも注目している。
また本書では、情報整理術、俯瞰で物事を見る目、相手に合わせて指示するやり方、物事を効率化する方法、数値化する力、優先順位を見極めること、仮説を立てる癖、論破力、シミュレーション力、仕事を熟練させる方法、アイデアを形にする能力、模倣するショートカット術などについても、言及している。
僕とプログラミングの関わり方
ひろゆき氏は、小学3,4年生の頃、親に買ってもらったパソコンでプログラミングをはじめたこと、自身は文学部出身であり、文系出身のプログラマーであることから、プログラミングは高校を卒業できる程度の知識があれば、ある程度は誰でもできてしまうものだと認識している。
「実際、手を動かして書く」ことで学べること
ひろゆき氏は、新書を作るうえで、「実際、手を動かしてプログラムを書く」ことを重視したこと、自身の経験から「書かれたとおりに動く」体験をすることを優先した。
本書では、HTML(エイチティーエムエル)とJavaScript(ジャバスクリプト)の2の言語を用いた学習をしながら、プログラミングを体験・理解できる内容となっている。
所感
本書は、HTMLとJavaScriptを使ったプログラミングの教本です。
HTMLとJavaScriptは、メモ帳とブラウザがあれば直ぐに体験でき、本書では関数やオブジェクトといった専門用語も極力カットしているため、「プログラミングは何だか難しそう」、「プログラミングを学びたいけどいろいろ準備が大変そう」といった超初心者にお勧めの内容になっています。
また、本書に記載のURLからサンプルコードをダウンロードできるので、「コードを書いたけどうまく動かない」というときに参考になります。
本書は、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスなどの人物が、世界をどう見ているのかを記載した内容ではありません。この本を読んで、プログラムとは何ぞや、ということを学ぶのと同時に「(プログラマーが見ている)世界の見え方を体験をしてほしい」とのひろゆき氏の願いを感じました。
まとめ
本書は、
- HTMLとJavaScriptを使ったプログラミングの教本
- プログラミングに挑戦したい初心者が簡単にプログラミングを体験できる
- プログラミングを学びながら、プログラマーの思考法を理解できる
内容紹介(出版者より)
文系出身のプログラマー・ひろゆきによる、知識ゼロから取り組める、プログラミング超入門書!
プログラミングの基礎とともに、プログラマーが手にしている「思考法」も、かんたんなプログラミングコードを書きながら、身につける!
はじめに なぜ世界のトップはプログラマー出身者なのか?
第1章 「ツリー思考」で整理する
第2章 物事を「最小単位」に分解して並べる
第3章 最強の能力は「if」思考で身につける
第4章 「仕事が早い人」はループを見つけている
第5章 プログラミングを学べば、アイデアを形にする力を得られる
内容紹介(「BOOK」データベースより)
仕事で大切なことはプログラミングで学んだ。情報整理術、数値化する力、仮説を立てる癖 etc. 一生使える思考法も身につく!
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 「ツリー思考」で整理する(コンピューターは“おバカ”で“従順”/「ツリー構造」を理解する ほか)
第2章 物事を「最小単位」に分解して並べる(動きのあるサイトを作れるプログラミング/一度箱の中に入れてから取り出して使うという考え方 ほか)
第3章 最強の能力は「if」思考で身につける(「条件」と「確率」を思い通りに操る/「数値化」を極めよう ほか)
第4章 「仕事が速い人」はループを見つけている(コスパのいい「ループ処理」を覚えよう/ループ処理にできるところを見抜く ほか)
第5章 プログラミングを学べば、アイデアを形にする力を得られる(Webページを動かせるとはどういうことか?/プログラミングでアイデアを形にする能力が高まる ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
ひろゆき(ヒロユキ)
西村博之。1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学。在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人となる。2005年に、「ニコニコ動画」の管理人に就任。2015年に、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人となる。2019年、インターネット上のコミュニティサービス「ペンギン村」を開設し、村長に就任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
最後までお読みいただたき、感謝いたします🤗