今回、丸岡城に行ってきましたので、その様子をご紹介します
丸岡城とは
丸岡城は、戦国時代の天正4年(1576年)に柴田勝家の甥である柴田勝豊によって築城されました。勝豊は、織田信長の命を受けて一向一揆の防備のために城を築いたと言われています
丸岡城は、山の上に築かれた平山城で、天守は三層の望楼型です。石垣は野づら積みという古い技法で築かれており、力強く雄大な姿をしています。
1948年(昭和23年)の福井大地震で天守は半倒壊しましたが、1955年(昭和30年)に部材を70%以上を再利用し、組み直して修復・再建されました。現在は、文化財保護法に基づいて、国の重要文化財に指定され保存されています
丸岡城 行き方
北陸自動車道・丸岡ICから車で約10分
カーナビを利用する場合、無料の「丸岡城駐車場」にセットすることをおすすめします。「丸岡城」をセットした場合、細い路地を通ったあげく、裏手にある「お天守前公園」に案内されることがあります
詳細は 拡大地図を表示 をクリック
丸岡城 みどころ
現存天守では唯一の事例である、石瓦で葺(ふか)かれた屋根
福井震災で落下した笏谷石(しゃくだにいし)のしゃちほこ
1階から2階に上る階段が65度、2階から3階部分で67度の急階段
丸岡城 本丸
丸岡城駐車場の反対側にある「お天守前広場」から、本丸を目指します
丸岡城は別名「霞ヶ城」、日本のさくら名所100選にも指定されています
緩やかな坂を上ると丸岡城の本丸に出ます
丸岡城を支える石垣は「野づら積み」
天守の裏側には、石落としや狭間が確認できます
二層三階、高さ約12mの独立式「望楼型天守」
係員さんの指示に従って、順番に天守に入ります
丸岡城 天守
天守内は最上階まで自由に見学ができ、撮影も可能です
1階と2・3階の間に通し柱がなく、1階が2・3階を支える構造
2階から3階に上がる急階段。係員さんの指示で1人ずつ上下します。小さいお子さんやお年寄りの方のご配慮いただき、助かります
ロープをしっかり掴まないと上ることはできません。下る時は、後ろ向きのほうが簡単に降りることができると思います
丸岡城 最高階
天守の最高階は、回廊付の望楼。外壁は柱を外に見せる塗り、周りに欄干のある縁側をつけた古風な造り
東方は、岐阜県の県境にある白山連峰が見えます
天守からは、東西南北の景観を見渡すことができます
本丸から約18m、城山のふもとからだと約35mの高さ
少し北に目をやると、日本海、三国の海岸まで見渡せます
お天守前広場には、柴田家の家紋が
丸岡城 御城印
御城印は、入場券売り場で販売しています
令和5年5月5日、5並びで縁起が良いですね
丸岡城 100名城スタンプ
100名城スタンプは、入場券売り場と同じ建物内(丸岡観光ボランティアガイド案内所・休憩所)に常設されています
日本一 短い手紙 一筆啓上
入場券には、越前織で作られた「丸岡の織ネーム」が付属しています。しおりやリボン、アクセサリー作りなどに利用できるようです
黄色のネームには「一筆啓上」と書かれています。「一筆啓上」とは、本多重次が陣中から妻に宛てた手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」から来ており、日本一短い手紙として有名です。
ちなみに、お仙とは後の丸岡城主、本多成重のことです。
現存十二天守(現存天守)
現存十二天守は、江戸時代以前からの天守が現存している日本の城
必ずしも、創建当時の建物をそのまま保存されているものということではなく、修復や改築などを経て現存する天守を含みます
- 弘前城(青森県)
- 国宝 松本城(長野県)
- 丸岡城(福井県) ★済み
- 国宝 犬山城(愛知県) ★済み
- 国宝 彦根城(滋賀県)
- 国宝 姫路城(兵庫県)
- 国宝 松江城(島根県)
- 備中松山城(岡山県)
- 丸亀城(香川県)★済み
- 松山城(愛媛県)★済み
- 宇和島城(愛媛県)
- 高知城(高知県)★済み
丸岡城で 5城 制覇です
丸岡城
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