どうも、こんにちは! ラガーです。
当記事は、ピーナッツペースト、ピーナッツバター、ピーナッツクリームの違いを解説しています。
目次
ピーナッツペースト、ピーナッツバター、ピーナッツクリームの違い
ピーナッツ(落花生)が含まれる食品を調べているうちに、原材料に「ピーナッツペースト」もしくは「ビーナッツバター」のどちらかが書かれていることに気づきました。この違いって何だろう?と疑問に思ったことが、本記事のはじまりになります。
結論からいうと、以下のようになります。
・ピーナッツペーストは、ピーナッツをペースト状にしたもの
・ピーナッツバターは、ピーナッツをペースト状にした加工食品
・ピーナッツクリームは、水あめや砂糖などの原料に、ピーナッツペーストを加えた加工食品
それぞれの違いを、もう少し詳しく説明します。
ピーナッツペースト
ピーナッツペーストは、ローストしたピーナッツをすりつぶしてペースト状にしたものです。ピーナッツには油脂分が50%以上含まれているため、砕いてすって練り込むことでペースト状にできます。中国では花生醤(ほわしょんじゃん)と呼び、棒々鶏など様々な料理のタレの材料に用いられます。
ピーナッツペースト 商品
ピーナッツペーストの代表的な商品として、ユウキ社の「ピーナッツペースト(花生醤)」があります。原材料は、ピーナッツ(落花生)のみです。
ピーナッツバター
ピーナッツバターは、ピーナッツペーストに風味を増すために甘味料や塩、油脂などを加え、さらに油の分離を防ぐため少量の安定剤などが使用されます。
FDA(アメリカ食品医薬品局)では、原材料の90%以上にピーナッツを用いたものを「ピーナッツバター」と定義しています。バターという名前は外観からつけられたもので、乳脂肪分はまったく含まれていません。
ピーナッツバターが世に広まったのは、ケロッグ社の共同創始者であるジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士が、「ビーナッツバター」の特許を申請してからといわれています。
ピーナッツバター 商品
ピーナッツバターの代表的な商品として、「SKIPPY(スキッピー)」があります。原材料は、ピーナッツ、砂糖、植物油(大豆油を含む)、食塩
ピーナッツクリーム
ピーナッツクリームは、水あめや砂糖などの原料に、ピーナッツペースト(またはピーナッツバター)を加えた加工食品です。ピーナッツクリームに明確な定義はありません。
ピーナッツクリーム 商品
ピーナッツクリームの代表的な商品として、ソントン社の「ピーナッツクリーム」があります。原材料は、水あめ(国内製造)、砂糖、ピーナッツバター、植物油脂、ぶどう糖、乳蛋白、寒天、食塩、風味油/香料、酸味料、増粘多糖類
もうひとつ、キューピー(アヲハタ)社の「ピーナッツクリーム」を紹介します。原材料は、ピーナッツペースト(中国製造)、植物油脂、粉糖、食用精製加工油脂、食塩
まとめ
ピーナッツペーストは、(明確な定義はないが)純粋にピーナッツ100%のペーストをさすことが多い。ピーナッツバターは、ピーナッツを90%以上含む加工食品のこと。ピーナッツクリームは、ピーナッツバター(またはピーナッツペースト)を使用し、さらに食べやすく加工した食品である。
参考文献
参考商品
ピーナッツペースト
ピーナッツバター
ピーナッツクリーム
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