令和4年度下期『基本情報技術者試験』について
この記事では、令和4年度下期『基本情報技術者試験』(2022年10月~11月)の試験要綱についてまとめています。また、2023年の4月の試験からの変更点(結構、大きな変更と思慮)についても、まとめています。今後『基本情報技術者試験』を受験しようとしている方がご参考としていただけると幸いです。
実施概要
実施概要はこちら
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験実施案内:令和4年度下期基本情報技術者試験について
試験申込期間:2022年9月1日(木)10時 ~2022年11月17日(木)23時59分
試験実施期間:2022年10月1日(土)~2022年11月22日(火)
試験要綱
試験要綱・シラバスはこちら
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス など
注:2023年4月の試験から
シラバスとは、「試験における知識・技能の細目」のことです。
出題範囲・シラバス等の変更内容はこちら
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について(基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化)
基本情報技術者試験(FE)、情報セキュリティマネジメント試験(SG)については、新型コロナウイルス感染症の拡大などを背景として、2020年12月からCBT(Computer Based Testing)方式による試験が開始されました。
今般、さらなる利便性の向上を目指し、通年試験化に向けて、試験の実施方式、出題範囲などの変更内容を本日公開しました。通年試験化によって、これまで年2回(上期・下期の一定期間)実施していた試験を、受験者が都合の良い日時を選択して受験することができるようになり、また、年間の受験可能回数も増えることになります。併せて、試験時間を短縮することによって受験者の利便性が高まります。
変更後のFE、SGは2023年4月から開始する予定です。
自分の好きなタイミングで試験を受けることができ、利便性が高まりますね。過去に筆者が受験したときは、高校の教室で同一日に実施した記憶があります。
試験要綱の詳細はこちら
試験要綱Ver.4.9
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_9.pdf
試験要綱Ver.5.0 ※注:2023年4月の試験から
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver5_0.pdf
『基本情報技術者試験』に関する更新としては以下がありました。
- 対象者像,業務と役割,期待する技術水準を改訂
- 試験時間・出題形式・出題数・解答数を変更
- 採点方式・配点・合格基準を変更
- 実施時期を変更
- 科目 B 試験,午後の試験における出題範囲を改訂
プログラミング(C,Java,Python,アセンブラ言語,表計算ソフト)実装するプログラムの要求仕様(入出力,処理,データ構造,アルゴリズムほか)の把握,使用するプログラム言語の仕様に基づくプログラムの実装,既存のプログラムの解読及び変更,処理の流れや変数の変化の想定,プログラムのテスト,処理の誤りの特定(デバッグ)及び修正方法の検討など注記 プログラム言語について,基本情報技術者試験では擬似言語を扱う。
大きな変更点として、C や Java といったプログラム言語の選択ではなく「疑似言語」を使用するように統一する点でしょう。良いのか・悪いのかは現時点ではハッキリしません。
まとめ
※予定