宮崎ぎょうざの特徴は何？～宮崎市がギョーザ購入額で2年連続で日本一

2023年2月8日の朝刊で「宮崎市が2強を抑えギョーザ購入額で2年連続で日本一」の記事を見ました。

餃子といえば宇都宮、浜松、八幡（北九州）などが有名ですが、宮崎も餃子が盛んなんだとはじめて知りました。

今回は「宮崎ぎょうざ」の特徴について調べてみました。

ギョーザ購入額ランキング

総務省が2023年2月7日に発表した都道府県庁の所在地と政令指定都市で行った家計調査の結果で、昨年1年間の外食や冷凍食品を除くギョーザの1世帯あたり（2人以上）の購入額です。

1位の宮崎市4053円
2位の宇都宮市が3763円
3位の浜松市が3434円

「外食や冷凍食品を除く」ため、集計の対象は、餃子専門店のテイクアウトや惣菜の餃子、チルド餃子になります。

また、2人以上の世帯が対象のため、単身世帯の結果は含みません。

1位の宮崎市の反応

昨年に続き2年連続で1位の宮崎市

宮崎ぎょうざが、新たな名物と言われるように頑張りたい。まだまだ宇都宮と浜松という諸先輩方にはおよびませんが、これからもギョーザで盛り上げていきたい

宮崎市ぎょうざ協議会の渡辺会長

コメントにも穏やかで謙虚な県民性が出ていますね。

2位の宇都宮市の反応

宇都宮市は2位で、前回3位より順位を上げています。

順位に一喜一憂はしていませんが、ギョーザで宇都宮市が注目されるのはうれしいことです。引き続き、ギョーザを軸とした街の魅力づくりに取り組んでいきたい

宇都宮市観光交流課の神野沙耶主事

絶対王者の余裕が感じられます。

宇都宮市の餃子店の数や有名店の行列はもの凄いので、外食を入れるとぶっちぎりの1位だと思います。

3位の浜松市の反応

浜松市は3位で、前回2位より順位を下げています。

初めて3位となり1位をとれず残念だが、宇都宮市と宮崎市と1つの食で競い合い地域を盛り上げていきたい

浜松市観光・シティプロモーション課の北嶋秀明課長

浜松餃子の特徴は、薄めの皮にたっぷりキャベツ、付け合わせのもやしですね。

浜松はお持ち帰りの文化が根強い地域のようです。

宮崎餃子の特徴は？

宮崎ぎょうざはバラエティ豊かさが特徴（特徴がないのは特徴）で、宮崎市ぎょうざ協議会に加盟する約30店舗がそれぞれ工夫を凝らしたギョーザを作られています。皮の厚さや具材、餡の練り方やタレにも各店舗のこだわりが詰まっています。

宮崎市観光ガイドより

宮崎市ぎょうざ協議会の餃子を見ると確かに、鉄鍋餃子、一口餃子、揚げ餃子、点心ありと様々な餃子があります。

全国区を目指すには宇都宮や浜松のように何らかの定義が必要かもしれませんね。

宮崎で餃子が盛んな理由

宮崎ぎょうざの美味しさを支えているのが宮崎産の農畜産物。宮崎は年間の日照時間や快晴日数が全国トップクラスで燦燦と降り注ぐ太陽の恵みにより新鮮な野菜が生産されており、ぎょうざの餡となる「豚肉」の生産量も同じく全国トップクラスを誇っています。ぎょうざ作りの土壌が整っているんです。

宮崎市観光ガイドより

これは、宇都宮や浜松など餃子が盛んな地域に共通するポイントですね。