足利氏の居城、足利氏館(鑁阿寺)に行ってきましたので、その様子をご紹介します
足利氏館(鑁阿寺)とは
足利氏館(あしかがしやかた)は、栃木県足利市にある足利氏の居館跡です。鎌倉時代から室町時代にかけて足利氏の居城として繁栄し、室町幕府の開祖である 足利尊氏 や、その子である 足利義満 を輩出しました。現在でも、四方に門を設け、土塁と堀がめぐらされており、平安時代後期の武士の館の面影が残っています。また、この事から「史跡足利氏宅跡」として大正10年3月に国の史跡に指定、現在では「日本100名城」にも選定されています
鑁阿寺(ばんなじ)は、鎌倉時代、建久七年(1197年)に 足利義兼 によって建立された真言宗大日派の本山。山号は金剛山。本尊は源氏、足利氏の守り本尊である 大日如来 を祀ります。
足利氏館(鑁阿寺)行き方
JR両毛線 足利駅北口から徒歩約10分、東武伊勢崎線 足利市駅北口から徒歩約15分。
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足利氏館(鑁阿寺)駐車場
境内の駐車場(50台)が無料で利用できます
足利氏館(鑁阿寺)御城印
本堂の授与所で足利氏館の御城印(500円)を頒布しています。また、鑁阿寺の御朱印は3種類あり(500円~1000円)、御朱印帳に書いていただけます。訪問日は、令和5年6月12日(月)です
足利氏館(鑁阿寺)100名城スタンプ
本堂の授与所にスタンプが置いてあります
足利氏館(鑁阿寺)
足利氏館(鑁阿寺)の境内は広く、本堂、鐘楼、一切経堂、東門、西門、楼門、多宝塔、太鼓橋 などの多くの建造物が残っています。本堂は国宝に指定されており、足利氏の守り本尊である大日如来を祀っています。足利義兼死後、その子である 足利義氏 が建立した本堂は、1229年に落雷により焼失しましたが、足利貞氏(室町幕府初代将軍となる足利尊氏の父)が 禅宗様式 を取り入れ改修しました。日本としては、禅宗様式への転換期の最初期にあたります
足利氏館(鑁阿寺)は城郭ではないので、本丸や天守台などは存在しません。ですが、平安時代後期の武士の館の面影や、鎌倉時代から室町時代にかけて寺院として次第に整備されていった様子を垣間見ることができる重要な史跡でした。足利氏館(鑁阿寺)の境内を散策しながら、足利氏の歴史と日本の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
足利氏館(鑁阿寺)参道
境内に茶屋が2軒、参道に数は少ないものの茶屋やそば処があります。また、近隣には日本で最も古い学校として知られ、国の史跡にも指定されている「足利学校跡」があります。
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